
トイレ(手洗い器なしタイプ)の交換工事です。
右は工事着手前の写真ですがまだ新しい便器でもったいない気がしますが、お施主様のご希望で今風の機能付いたグレードの高い便器に交換します。
(黒板の文字はお客さまのプライバシーに係るため加工しています)

写真左は正面から施工前のショットです。
すばらしく綺麗にお使いのようで、ますますもったいない。
ですが、これも仕事です。
まずは、撤去します。
・・・・

撤去は完了したのですが、合うと思われていた既存の接続フランジがちょっと微妙に違っていたようで、すぐに終わってお昼にできると考えていた私は考えが甘かった・・・
とにかく、すぐに材料屋さんに連絡し、在庫があるとのことなので材料屋へ直行です。
やれやれ、でも、こんなことは想定内です。
材料屋で部材をゲットし気を取り直して作業再開です。

インパクトドライバーにインナーローターというパイプの内側をカットするビットに差し替えて、持ち出しソケットでパイプの長さを付け足します。
新設の接続フランジの長さ分でピッタリ決まりました。
あとは新しいフランジを接続すれば作業は終わったようなものです。
新しい便器の梱包をバラし、部材と施工図を確認します。

と、作業をしていると・・・
なんてこった。ものすごい部品点数と施工図のページの多いこと・・・
そうか、グレードのかなり高いって言ってたような気がしたなあ、気のせいかなあ。
施工図をじっくり読みます。
あら、キャビネットがロータンクになっていて、造作加工が必要なのか。
またもや、してやられた。丸のこと差し曲を準備します。
そしてあれこれと数時間・・・

何とか設置、接続が完了しました。
キャビネットも紺色でシックな感じになっていて、すごく見栄えがよろしいかと思います。
写真にはありませんがキャビネットにはペーパーストッカーやらお掃除用具入れなどが付いていてとても機能的になっています。まさにスッキリです。
やっぱり新品は気持ち良いですよね。
ということで写真をビフォーアフターで並べてみました。


比べてみるとだいぶスッキリりしています。
おっと、お昼がだいぶ過ぎてしまった、昼食、昼食。

兼用便器から洋式便器への改修、取替工事です。
左写真は工事着手前の写真です。床段差部分がタイル張りでその上部壁がクロス仕上げとなっています。
今回の工事では床をクッションフロア、壁をクロスという仕上げになります。
写真ではよくわかりませんが、繊維壁の上にクロスを貼ってありました。

隅付ロータンクがクロスの上からコーキングされているのがわかります。 (写真右)
タンクを外すと元壁が出てしまう為、トイレ全体をクロスの貼り替えで見積りさせていただきました。
トイレが1つしか無いので、トイレを仮に取付けて1日目の工事終了となります。
解体中の写真は忙しくて、撮る事ができませんでした。

1日目の工事終了時の写真です。(写真左)
予想していた通りロータンクの跡が繊維壁で覆われているのがわかります。
壁の補修はまず石膏ボードを張り、既存の壁との段差部分をパテにて補修しました。
床はCF(クッションフロア)貼りなので、根太(ねだ)を補強して構造合板を2枚張りにしました。
これにより入口の敷居との段差が解消されました。

工事完了の写真です。(写真右と下)
今回取り付けた便器はTOTO CFS367という品番の物を取り付けさせていただきました。
当初の見積ではCS350Bの予定でしたが、メーカーで廃番との事で急遽変更になってしまいました。
新商品のCFS367はフチなしトルネード洗浄で、セフィオンテクト加工されているので、汚れにくい便器となっています。

壁の段差もパテ処理で継ぎ目が目立たなくなり、きれいにクロスを貼る事ができました。
この便器はだいぶタンクの形がすっきりしていて従来品より節水型となっているのがわかると思います。
お客様にも満足いただけました。
追加工事も発注いただけそうで喜ばしい限りです。

今回の工事の内容は店舗内のトイレの改装工事となります。右の写真は工事着手前の現場状況です。
公共の建物や公衆トイレなどはこのような和風便器が設置されている場合が多く最近では公衆トイレも洋便器がだいぶ増えてきました。
今回は洋風トイレへの改修工事となります。
小中学校でも洋便器化の改修工事が増えてきていて、諸外国から日本の小学校に転入してきていきなりトイレの使い方がわからない。というトラブルもあったそうで、トイレも国際標準化が必要なのでしょうか。

タンク、配管、便器本体などを撤去し、タイル目地に沿って綺麗にはつっていきます。
ホコリになるので周囲の養生、防塵マスク、その他防塵処理は入念にやっていきます。
そしてこのタイルで施工されたトイレって補修が大変で、なかなか同じ柄や色彩のタイルがなかったりするんです。
最悪トイレの下になってしまう部分ですのでほとんど目立つことはありませんがちょっと気になってしまう部分でしょうが仕方ありません。

解体が完了しましたら排水の振り込み配管です。
既存の排水管のセンターが背中の壁より500mm以上離れているので200mmほどに振り込む配管が必要になってきます。リモデルタイプのフランジですとそのまま立ち上げてそれを付ければよいのですが、この場合リモデルフランジの金額を考慮して標準フランジで施工できるようにします。
写真は配管、埋め戻しが完了したところです。
モルタルコンクリートを流し込み、養生が完了しましたらタイル屋さんにタイルの補修を依頼し、電気屋さんにウォシュレット用の電源の施工を依頼します。本日の作業はここまででタイル補修、電源確保が完了して新しい便器が据付け可能になったら再度お伺いします。
そして後日・・・

電源もタイル補修も完璧です。さすがプロの仕事。
さっそく新しい便器を取り付けます。
フチなしトルネード便器。最近これ多いです。
おそらく外人さんとかがこれみたらビックリます。
日本すげーって言いますよ。きっと
タンクも大で6リットルほどの水量と節水型になっています。これはお掃除も楽ですし汚れも付きにくく経済的でおすすめですよ。

ウォシュレットも設置完了しました。
ちなみにウォシュレットってTOTOの商標で他メーカーではシャワートイレって言ったりします。
このウォシュレットは一般向けのリモコンタイプではなく公共用ということで操作パネルが手元についた仕様となっています。
同じく女子トイレも改修したのですが、ウォシュレットに付加機能として音姫というサウンド機能が付いたものを使用しました。
で、それって何かと言いますと、ウォシュレット本体に内蔵されたスピーカーから水の流れる音を演出するってやつです。
いろいろ考えてますね。メーカーさんたち・・・
思うに携帯電話とこのトイレは開発しすぎ位の感じがしませんか?
これでもかの機能、おそらくまだまだ進化していくでしょうね。


最後にビフォーアフターです。
やっぱり新しいと気持ちが良いですね。